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1.はじめに 2002年5月、夫のひまたねが「うつ状態(気分障害)」で病院にかかるようになり、私はすぐそばで彼の闘病につきあってきました。 それだけでなく、かわいがっていた3匹のハムスターが次々と体調不良で獣医通いをしたり、また自分自身も声帯の手術で11月に入院する等、とにかくいろんなストレスがいっぺんにおそってきた年でもありました。 それらが原因かどうか確定はできませんけど、私も夫と同じような症状をほんの少し体験しました。 ここでは、私のその「うつ」体験を、日を追ってまとめてみたいと思います。 2.うつ状態(気分障害)とは まだ完全にそのメカニズムが解明されている訳ではないものの、脳内にある「セロトニン」という物質が関係して(量が不足するらしい)、気分がものすごく憂鬱になったり、自分は価値がないのだと思いこんだり、何をする気もなくなったり、食欲がなくなったり、睡眠障害がでたりと、とにかくさまざまな症状があらわれる病気です。 症状がひどくなると生きる気力がなくなり、自殺をはかったりすることもあります。 治療としては、まずたっぷりと休養を取り、薬を使って前述した「セロトニン」の量を脳内に増やして安定させ、カウンセリングなども併用して、少しずつ気分を改善させていく、という方法が一般的のようです。 3.発病と治癒 もうはっきりとした日時は忘れてしまいましたが、確か自分が入院する少し前、いつものようにパソコンでネットをしていたときに、突然気分が悪くなりました。気分が悪いといっても別に吐き気がするとかそういう身体症状が出るわけではなく、とにかくひどい憂鬱感が頭の中を支配したのです。 何か心配事があって、それが引き金で憂鬱になるというのなら誰にでもある話で、その原因が取り除かれれば気分がよくなるものですが、私が感じた気分の悪さは「全く原因がわからない」ものでした。 もちろん夫の病気やハムスターの死、自分の入院などの心配事はありましたが、それは別にその日に始まったものではなく、それまでもその心配事を抱えつつごくふつうに生活していた訳ですから、やはりその憂鬱感は通常のものとは違っていたのだろう、と思われます。 マウスを握ったまま自分のひどい憂鬱感にとまどいつつ、とにかくこの状態から抜け出さねばと、あちこちのサイトをのぞいたりメールチェックをしたりして気分転換をすべく格闘し、確か自分のサイトへの書き込みを読んだときに、急にすーっと気分がよくなったのを覚えています。 その後しばらくそのような状態になることはなく、そのまま入院・手術を経て年末に家に戻り、新年を迎えました。 それからしばらくして、2月の半ばごろ夫の調子が悪くなり何日か会社を休んだりしてばたばたした時期があったのですが、それと時期を同じくして、またあの「気分の悪さ」がおそってきました。 今度は買い物に行こうと歩いている最中に憂鬱感でいっぱいになり、かろうじて用事をすませて家に帰ろうと一生懸命歩くのですが、なかなか足が前に出ず、帰宅にいつもより時間がかかってしまいました。 さすがにこれはおかしいと自覚した私は、夫にも相談して、彼と同じドクターにかかって話を聞いていただき、薬を処方してもらいました。 私の場合はごく初期のものだったようで、抗うつ剤ではなく、気分が悪くなったときに飲むように、と軽い安定剤を処方されました。 自分だけで悩みをためこまず夫やドクターに相談したのが幸いしたのか、その後はひどい憂鬱感は収まったようで、薬を使うこともなく、現在は元気にしております。 4.憂鬱感とつきあう 今回のことを通じて、「うつ(気分障害)」というのは、ほんとうに誰にでも突然おそってくる病気なのだな、と実感いたしました。よくあちこちで「心の風邪」という表現を目にしますが、まさにそのとおりだと思います。 私は根がお気楽でぐうたらで、ふだんはほとんど憂鬱な気分とは無縁な生活をしていたため、その異常な憂鬱感にいち早く気がつくことができました。 そのためか、今回私は比較的短期間でよくなりましたけど、また同じような症状が出る可能性も大いにあります。なので、夫をはじめとした私などより大変な思いをされているみなさんとともに、これからもこの病気について考えていきたいと思っています。 5.最後に この文章は、あくまで私MIKA個人の経験をまとめたもので、何ら学術的根拠などがあるわけではありません。したがいまして、ここで書かれた内容については、参考程度に読んでくださいますようお願い申し上げます。 |